皆さんは現代アートを鑑賞した時にこんなことを思ったことはないでしょうか。
「これ、私でも作れそう。」
本来の現代アートには現代社会への批判や問題定義、新しい視点の気づきなど
考えさせられるテーマを扱っている作品も多いのですが、素人目には中々理解しづらかったりしますよね。
でもなんだか現代アート鑑賞をすると、久々にアート作ってみたいなぁなんて創作意欲を掻き立てられたりします。
今回はそんな現代アートに100均で手に入れたフィンガーペイント顔料と板消しゴムを
使ってチャレンジしたいと思います!
※今回つくる現代アートに深い意味はありません(笑)
大人がフィンガーペイントと消しゴムはんこでアートにチャレンジしたら
こんなものが出来上がるのかという参考にしていただけたら嬉しいです。
Contents
下準備
画材や画用紙などをすべてテーブルに並べましょう!
必要な材料は、「フィンガーペイントについて」「消しゴムはんこのついて」に記載しています。
フィンガーペイントについて
フィンガーペイントとは
指や手、足など体を使って自由に描く創作絵画のことです。
顔料のテクスチャやにおい、色を体感しながらペインティングをするので
五感を育てる・刺激されるアクティビティとして幼児や子どもたちにとっても人気です!
幼稚園や保育園、親子でできるワークショップなどで取り入れられているようで、
YoutubeやSNSにも沢山の投稿がUPされています!
そんなキッズ向けのアクティビティかと思いきや大人が挑戦するメリットも
もちろんありまして…それは…
ストレス解消
これにつきます。
指で直接顔料を取って画用紙に塗りつける背徳感すら感じる行為。
思い向くままにペタペタと無心にアートと向き合うこの時間。
プライスレスです。
普段はできないことだからこそこの記事を見たあなたも週末にチャレンジ
してみてはいかがでしょうか?
フィンガーペイントに必要なもの
★絶対必要なもの
・フィンガーペイント用顔料(ダイソー)
・画用紙
★あったほうが良いもの
・新聞紙 or ブルーシート
・顔料用小皿 or アルミホイル
・手洗い用ボウル
ずばり、必要なものはこれだけです!
今回は、フィンガーペイント用顔料はダイソーで売っている既製品を使用しますが、
手作りで作ることもできます。
アクリル絵の具+とろみが付く材料を混ぜるやり方でして、
洗濯のりや小麦粉、片栗粉を使用する方法があります。
本ブログではないのですがこちらのサイトを参考にされると良いかと思います♪
▼洗濯のりでの作り方記載
https://chiik.jp/8guja/
▼小麦粉と片栗粉での作り方記載
https://www.hoikushibank.com/column/post_2269#i2
100均のフィンガーペイント顔料を開封
まずは、ダイソーでGETしたフィンガーポイントを開封!
ちなみにこちらの商品ですが文房具ゾーンではなく、子供玩具ゾーンで発見しました。
パッケージを開封するとこんな感じです。
五色入っていて蓋の部分はスタンプになっています。
このキャップが一般的なペットボトルのキャップと同じくらいのサイズなので
容量はそこまで多くは無いです。
フィンガーペイントによくある大きなサイズのキャンバスにダイナミックに
ペインティングしていく形だと足りなくなるかもしれませんが
ポストカードとかA4サイズの画用紙であれば問題なさそうですね。
ちなみに一番左のオレンジは液体が少し漏れ出してキャップ部分で
固まってしまったようで、開封できずでした^^;
(後に、お湯にしばらく漬けたら液体が柔らかくなり開封に成功!)
手にとってみるとこんな感じです!
粘度が強いテクスチャでペンキのような匂いがしました。
開封した色によっても固さが違ったのでキャップの締まり具合
で劣化した色もあったのかもしれません…。
試しに、画用紙に描いてみるとこのかすれる感じが無骨さがあってたまらないですね。
予想通り、結構固めです!
キャップに付属していたスタンプも使ってみます!
スタンプをそのまま顔料に浸せたら良かったのですが、サイズが合わなかったので
手にとった顔料をスタンプに塗ることにしました!
たっぷり塗ってペタッと貼りました!
一応ちょうちょの絵にはなりましたが、どうしてもスタンプを押す時に
顔料が滑ってズレてしまうので、顔料の量は調整すると良いかもしれません!
ちなみに他のスタンプ型はこんな感じです!
(オレンジの花型は上述のキャップ外せない問題もあり今回使用しておりません)
何度か試すとコツがでるかもしれませんが、
「大人の現代アート」ではあまり使用する頻度は高くなさそうです(笑)
ちなみにスタンプの使用後に指を洗ったところ、するりと落ちました。さすが専用の顔料!
ただアクリル絵の具とは違い固形物が溶け切らないので流す時にご注意ください。
ちなみに、爪が伸びていると指との間に挟まって取りづらいので事前に切っておきましょう。
スタンプもティッシュに水を染み込ませてキレイにふけました!
消しゴムはんこについて
消しゴムはんことは
小さい頃に一度は作ったことがある消しゴムはんこ。
なんだか響きだけでも懐かしい気持ちになりますよね。
身近な道具で作ることができ、ちょっとしたメモ帳やスケジュール帳、
年賀状などに使うことができます!
市販で売られていない「こんなスタンプあったらいいな!」を自分で作れるので、
オリジナルのはんこを作ってみてはいかが?
消しゴムはんこに必要なもの
★絶対必要なもの
・スタンプ用板消しゴム(ダイソー)
・インク(今回はフィンガーペイント顔料を使用)
・彫刻刀 or デザインナイフ or カッター
・紙
★あったほうが良いもの
・トレーシングペーパー or クッキングシート
・カッティングマット or 新聞紙
道具に関してはこちらのブログで解説していたので良かったらご参考に。
https://www.dirtfreak.co.jp/special/ridehack/?p=113
消しゴムはんこを作ってみた
材料も揃ったところでいよいよ製作開始です。
まずは、はんこにしたいイラストや文字をトレーシングペーパーに描きます。
私は飼い猫の肉球のはんこを作りたかったのでiPhoneのカメラロールにあった
肉球の写真の上にトレーシングペーパーを載せてシャーペンでなぞりました。
肉球は削るのも簡単だったので正解だったかと思いますが、
漢字や細かい彫刻が必要な素材、左右対称ではない素材だと、後々大変なので削る時の難易度を考えながら
題材は考えると良いでしょう。
トレーシングペーパーに描いたあとは、100均の板消しゴムの上にトレーシングペーパーを載せて
細い棒状のものなどでなぞって写していきます。
キレイにトレーシングされたらいよいよ彫ります!
まずは縁を取っていきます。
肉球の形に沿って削っていきます。
100均の消しゴムハンコ用の板消しゴムは削る深さがわかりやすいように
青い部分と白い部分の二層に分かれているので、白い部分まで削っていきます。
段々削っていくうちにコツがつかめてくると思いますが、
まずは肉球を白い部分まで深めに縁取った後、デザインナイフを横に倒して
縁取った部分まで削り取っていくと良いでしょう。
削ること、約20分…完成しました!!
飼い猫の実寸大の肉球….我ながらにリアルで愛着がわきます(笑)
消しゴムはんこの感想ですが、消しゴムの材料が柔らかいので
あまり力を入れずにスムーズに削ることができて思ったより簡単でした!
木材の彫刻だと、どうしても手に力が入ってしまって途中で疲れてしまうので…。
削った後は、結構消しゴムのかすが出るのでご注意ください!
それでは早速使ってみます!
今回はこのあと使用するフィンガーペイントの顔料をインク代わりに使いました。
インクを塗って紙にペタリ。
我ながらにいい感じにできました!ニャンコがインクを踏んだ感が出てますね。
実際に現代アートをつくってみた
下準備が長かったですが、いよいよ現代アート(風アート)製作にとりかかります!
フィンガーペイントの顔料を指にとりペタペタ…。肉球ハンコに顔料をつけペタペタ….。
ちなみに制作時にはこちらのyoutube動画のアイディアを参考にしたので
良かったら見てみてくださいね!
それでは、大人が出せる最大限のクリエイティビティを発揮し完成した作品を公開します!
題目:アスファルトとペンキ
題目:青の苛立ち
題目:LOVE
題目:フィンガーフェニックス
題目:規格内の個性
…いかがでしたでしょうか?
現代アートってその人の考えていることやセンス、クリエイティビティがもろに露呈されるのだなと
改めて思い知られました(笑)
日々、美的感性を磨いて精進したいと思います。
さいごに
なかなか大人になってフィンガーペイントや消しゴムはんこを楽しむ機会って無いと思うのですが
だからこそ、童心に戻った気持ちでとても楽しかったです!
ただ同時に、子供のような純粋な心で枠にとらわれない自由なアートをつくるのって
難しいのだなとも感じました(笑)
また面白そうな材料を見つけたら現代アート(風アート)をつくって紹介しますね!
ちなみに今回創作に使った板消しゴムとフィンガーペイント絵の具は近所のダイソーでGETしたもの!
100均(ダイソー)の文房具レポも良かったらチェックしてみてください。