皆さん、日本は膨大な量の麦芽が処分されているのを知っていますか?
主にビール等の製造工程で発生する廃棄物の中で最も多いのが製品原料である
大麦麦芽の仕込粕みたいです!私もビール好きとしては心苦しい限りですが・・・
そんな麦芽を原料としてリサイクルして文房具にしたのが株式会社第一精工舎さん!
麦芽を主成分としてペンを開発された、そんな素敵エコ文具を今回はご紹介したいと思います!
麦書 ペン&スタンド
第一精工舎さんについて
第一精工舎さんは大阪に本社があり、フリーブレンド工法を得意としている企業さんです。
フリーブレンド工法とは詳しくは動画をご覧いただけたらと思いますが、簡単に調べた限りでいうと
プラスチック原料をベースレジンとして、目的材を最大80%まで配合する事が出来る技術で
先程の麦芽みたいに廃材となっていたものを再利用して新しいものを生み出すことができるんです!
食材も食べるところがあれば、食べないところがあったり、廃材として捨てていたものに
新たな命を吹き込むことができる素敵な技術をもった企業さんなんです♪
麦書ペン&スタンドについて
そんなこんなでさっそく麦芽を再利用した麦書ペンってなんなの?
麦芽で作られたペンはどんな感じか皆さん気になると思うので実際に開封してみていきたいと思います。
開けたらこんな感じ!今回はセットのタイプを選んだのでもれなくスタンドもついてきます。
材質はポリプロピレンと麦芽でできているようで、インクの色は黒、ボール径は0.7mmmとなっております。
リフィルは交換可能のようでゼブラさんやぺんてるさんと相性がいいようです。
実際に使ってみた。
実際に使ってみるとこんな感じ!
スタンドが思った以上にしっかりしているw
思った以上にペン立てがしっかり作られていておしゃれなのが〇
ペンとしてはグリップもしっかりついており、ペン先も安定はしています。
麦の独特な色合いが落ち着いているのがおしゃれですね!
ちなみに書き心地は悪くはないです!
正直かなり良いかと言われると普通の使い勝手は悪くないボールペンといった感じです。
ただ意外と安定感はあるので、書いててストレスは感じません。
一点だけ、しいてネガティブポイントをいうとしたら・・・
こちらのノック部分が非常にゆるいです。
これは結構、個体差があるように感じていて、他の地産廃材の種類や
同じ麦書でも製造の工程でしっかりハマっているのとゆるいのに分かれる気がします。
かなり気になるわけではないですが、私が神経質ではあるので長く書いたら気になるかも。。
もしストーリーには共感してるけど、ゆるい部分が不安という方は一度試し書きするのが良き!
最後に
実は他にも地産廃材シリーズがたくさんあり私は麦を買いましたが
石、米、帆立、卵、紙、牡蠣等、廃材で社会問題にまつわる文具シリーズがたくさんあります。
皆さんも環境問題で気になる地産廃材があれば、ぜひ形から入ってみるのもいいかもです。
みんながエシカル文具を選ぶようになれば、世の中もきっと良き方向に進むはず!
私としてはどんな素材であれ、ながーく愛用したいペンがあればそれもエコだと思います。
特にノベルティ系の大量消費系の文具が全て第一精工舎さんみたいなエシカル文具に変わればいいですね。
ぜひ、ロフトさんでは見かけたりしたので、お近くの文房具屋に行ってみて下さい。